食品産業
食品加工業
食品産業におけるプロセス
食品産業における熱プロセスのバリデーションは、 衛生的な要件と味や食感の点で高品質な製品を作る ことの両方に関連しています。 これには、高温殺菌や低温殺菌のサイクルのバリ デーションや、さまざまな業界特有の製造プロセス の管理が含まれます。

殺菌工程
食品の殺菌は、通常レトルト殺菌機で行われます。 食品の殺菌によるバリデーションは、以下のプロセ スが必要です:
- 温度サイクルのバリデーション (F0)
- 庫内のコールドスポット特定の熱分布試験
- 容器内のコールドスポット特定の熱浸透性試 験
その他、下記のようなデータを熱プロセスにて測 定することができます。
- 殺菌サイクル中の容器の変形
- 容器内外の圧力差
- 連続回転式殺菌装置における缶の回転数
殺菌のバリデーション / 調理コントロール

レトルト殺菌は、缶、パウチ、ドイパック、トレ イおよびボトルなど、さまざまな容器の製品の殺 菌と調理を同時に行うのに適しています。レトル ト内部や食品容器内の温度・圧力計測を行いま す。
TMI-Orionのソリューション
データロガー
PicoVACQ 温度・NanoVACQ 温度
ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オプション
+ キャリブレーションモジュール:オプション
または
Qlever Lite
通信方法
NanoVACQ:2.4 GHz 無線モデムまたは有線 インターフェイス PicoVACQ:有線インターフェイス
容器変形の測定

B) カウンタープレッシャー
- データロガー
NanoVACQ PT-Tc ・PicoVACQ PT
- ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オ プション
+ キャリブレーションモジュール:オプション
または
Qlever Lite
- 通信方法
NanoVACQ PT-Tc:2.4 GHz 無線モデムまたは 有線インターフェイス PicoVACQ PT:有線インターフェイス
TMI-Orion ソリューション
A) 誘導型位置センサー
- データロガー
NanoVACQ デフォメーション + ポジショニン グキット
- ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オ プション
または
Qlever Lite
- 通信方法
有線インターフェイス
缶やフレキシブル容器では、熱処理中に発生する 可能性のある欠陥(主に破裂や変形)を防ぐこと が重要です。 適用するカウンタープレッシャーを決定するため に、内部と外部の温度を常時測定することが可能 です。 また、誘導型位置センサーで容器の変形を直接測 定することも可能です。
回転数の測定
TMI-Orion ソリューション
データロガー
PicoVACQ ローテーション
ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オプション
または
Qlever Lite
通信方法
有線インターフェイス
回転式のレトルト殺菌機内の缶の回転速度を測定 することは、殺菌プロセスを検証するために必要 です。 TMI-Orionは、-40 ℃~+140 ℃、最大150 rpmの レトルトなどのあらゆる回転プロセス内の回転速 度を測定するソリューションを提供します。

低温殺菌
低温殺菌プロセスにおける熱処理は通常トンネル 式低温殺菌機で行われ、ボトルおよび缶は温水スプ レーの下で搬送されます。水温は低温殺菌温度ま で上昇し、その後冷却されるため、容器はベルト コンベアの終端で冷却され、積み降ろされます。
低温殺菌によるバリデーションは、以下のプロセ
スが必要です:
- トンネル内のコールドスポット特定の熱分布 試験,
- 容器内のコールドスポット特定の熱浸透性試 験
低温殺菌のバリデーション
TMI-Orion ソリューション
データロガー
PicoVACQ 温度・NanoVACQ 温度 MiniVACQ
ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オプション
+ キャリブレーションモジュール:オプション
または
Qlever Lite
通信方法
NanoVACQ:2.4 GHz 無線モデムまたは有線イ ンターフェイス PicoVACQおよびMiniVACQ:有線インターフェ イス
TMI-Orionは圧力・温度測定とPU計算のソリュー ションを提供します。

電子レンジ加熱の測定
電子レンジ加熱にてデータロガーを使用する場 合、温度はサーマルシールドで保護された頑丈な 防水ロガーを製品に直接挿入するか、液体に浸漬 することにより測定可能です。
TMI-Orion ソリューション
データロガー
PicoVACQ Microwave
ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オプション
+ キャリブレーションモジュール:オプション
または
Qlever Lite
通信方法
有線インターフェイス
その他のプロセス管理
ベーカリークッキング
TMI-Orion ソリューション
データロガー
PicoVACQ 温度・NanoVACQ 温度 VACQ xFlat
ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オプション
+ キャリブレーションモジュール:オプション
または
Qlever Lite
通信方法
NanoVACQおよびVACQ xFlat :2.4 GHz 無線モ デムまたは有線インターフェイス PicoVACQ:有線インターフェイス
トンネルオーブンでのベーカリーやペストリーの 調理に特化したアプリケーションでは、オーブン 内や食品内部の様々なポイントで温度をモニター することができます。140 ℃以上では、ロガーを サーマルシールドで保護する必要があります。

焙煎
TMI-Orion ソリューション
データロガー
PicoVACQ 1TH・NanoVACQ TH
PicoVACQ 温度
ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オ プション
+ キャリブレーションモジュール:オプション
または
Qlever Lite
通信方法
NanoVACQ 1THおよび2TH:2.4 GHz 無線モデ ムまたは有線インターフェイス PicoVACQおよびNanoVACQ 3TH:有線イン ターフェイス
ナッツなどの焙煎プロセスでは、小型の熱電対 データロガーの使用を推奨します。140 ℃以上で は、ロガーをサーマルシールドで保護する必要が あります。

乾燥
TMI-Orion ソリューション
データロガー
PicoVACQ 温度・NanoVACQ 温度 VACQ xFlat・PicoVACQ HT・NanoVACQ HT NanoVACQ Ad-Td
ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オプション
+ キャリブレーションモジュール:オプション
または
Qlever Lite
通信方法
NanoVACQおよびVACQ xFlat :2.4 GHz 無線モ デムまたは有線インターフェイス PicoVACQ:有線インターフェイス 。
食品の乾燥と発酵プロセスを監視するには、サイ クル中の温度と湿度の測定が必要です。またサイ クル中の空気分布の均一性を確保するため、乾燥 機内の空気流量の測定も必要になります。

冷凍
TMI-Orion ソリューション
データロガー
PicoVACQ 温度・NanoVACQ 温度
ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オプション
+ キャリブレーションモジュール:オプション
または
Qlever Lite
通信方法
NanoVACQ:2.4 GHz 無線モデムまたは有線インターフェイス PicoVACQ:有線インターフェイス
冷凍プロセス向けに、サーマルシールドなしで、 -90 ℃までの温度を測定するソリューションを提供 しています

燻製
TMI-Orion ソリューション
データロガー
PicoVACQ 温度・NanoVACQ 温度 VACQ xFlat・PicoVACQ HT・NanoVACQ HT NanoVACQ Ad-Td
- ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オプション
+ キャリブレーションモジュール:オプション
または
Qlever Lite
- 通信方法
NanoVACQおよびVACQ xFlat :2.4 GHz 無線モ デムまたは有線インターフェイス PicoVACQ:有線インターフェイス
PicoVACQ:有線インターフェイス
燻製は、魚、肉およびチーズに風味と色合いを加 えるために食品産業で使用されるプロセスです。 スモークハウス内での製品は、ハンガーやスク リーンの上に置かれ、空気は工程に必要な温度、 湿度および風量の条件で循環します。

フライ調理
TMI-Orion ソリューション
データロガー
PicoVACQ 温度
ソフトウェア
Qlever ソフトウェアプラットフォーム
+ 承認追跡モジュール(FDA 21 CFR Part 11): オプション
+ キャリブレーションモジュール:オプション
または
Qlever Lite
通信方法
有線インターフェイス
PicoVACQは、サーマルシールド使用することに より200 ℃まで耐えることができます。フライ調 理プロセスのバリデーションに使用されます。

TMI-Orionが勧める食品産業向けの組み合わせ
温度、圧力、湿度、風量、変形および力など、食品産業プロセス用のデータロガーが揃っています。
90 ℃から+140 ℃まで の温度をカバーするデータロガーをお選びいただけます。140 ℃を超える測定にはサーマルシールドが必要です。
温度センサーは、白金測温抵抗体(Pt100,Pt1000)または熱電対です。 プローブにはさまざまな形状と寸法 があります。センサーは、ロガーに内蔵することも、長さ10~100 mmのリジットプローブの先端に配置 することも、長さ1 mまでのセミリジットプローブの先端に配置することもできます。
モデルによって 1~32の測定チャンネルを持つロガー を選択できます。
データロガー

NanoVACQ デフォメーション
- Mesure les variations dimensionnelles des boîtes, barquettes, sachets, opercules...
NanoVACQ デフォメーション
Qlever 食品加工業界向けソフトウェア
アクセサリー

パッケージの取り扱いに関するヒント
挿入制限のある容器
PicoVACQ は小型で、標準的なボトルネックやど んなフレキシブルな包装にも簡単にフィットしま す。充填、密封、輸送中に測定データを記録でき るように設計されています。
パッケージ内のロガーの位置決め
TMI-Orion は、データロガーのセンサーをパッ ケージ内のコールドスポットに維持するための幅 広いポジショニングキットを用意しています。
パッケージング用ソリューション
- 缶蓋のコーティング重合
- 缶蓋などの金属部品のアニール処理
- 缶の内面ラッカーまたはワニスの重合
- 缶の外側のスクリーン印刷の硬化
- 缶のジョイントストリップのワニス硬化
- ペットボトル、ガラス、キャップなどの過圧 試験。その他多くの工業プロセス

アクセサリー
ポジショニングキットは、データロガーセンサー をプロセス内のコールドポイントに維持するのに 役立ちます。用途に応じて、ロガーは容器の内側 または外側に配置されます。通常のデバイスが利 用可能で、ご要望に応じてカスタマイズも可能で す。